今日は、車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る方法をご紹介しますね。
車いすや杖でJR博多シティにお出かけされた時、人が多くてエレベーターに乗るのに苦労したことはありませんか?
皆さんも以下のようなことで、困っているのではないでしょうか?
- 博多駅に外出したいが土日は人が多くてエレベーターに乗れない。
- エレベーターで誰も譲ってくれなかった。
- エレベーター近くに椅子がない。
- エレベーターを待っている間に疲れる。
- 疲れて買い物が楽しくなくなる。
そこで、私はどうしたら楽にエレベーターを利用できるようになるか、検討しました。
車いすと杖の生活になって2年の間に、工夫すべき点がみえてきました。
この方法を少し実践するだけで、楽にエレベーターに乗ることが出来るようになりました。
JR博多シティには、郊外にあるショッピングモールにはない魅力があります。
この方法を取り入れて、JR博多シティを楽しんでみてください!
車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る3個の方法
車いすや杖ユーザーが、JR博多シティで楽にエレベーターに乗る3個の方法は以下の通りです。
- お体が不自由な方専用エレベーターを利用する。
- 地下または最上階からエレベータに乗る
- お店の開店時間に出かける。
では、こちらの3個の方法を説明していきますね。
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車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る3個の方法①お体が不自由な方専用エレベーターを利用する
皆さんはお体の不自由な方専用エレベーターを見たことがありますか?
このような専用エレベーターの存在を知らず、見つけたときは感動しました!
エレベーターの場所はJR博多シティのロフト近くのエレベーターです。
ぜひ、お体の不自由な方専用エレベーターを利用してみましょう。
地図はこちらです(手作りマップ)
このエレベーターの利用をお勧めする理由は次の2つです。
- 案内係がエレベーターに配置されている。
- 一緒に乗る方は、車椅子または杖の方、ベビーカーを利用している方なので気を遣わずに、ゆっくり乗り降りができる。
このおすすめ理由について説明していきますね
1、案内係がエレベーターに配置されている。
このお体の不自由な方専用エレベーターには、女性の案内係が同乗しておられます。
デパートのエレベーターガールの方が乗っておられるイメージですね。
案内係さんが行ってくださるのは主に以下の2つです。
- エレベーターのドアが開いたら「お体の不自由な方専用エレベーター」ですとアナウンスして、乗りやすいように誘導してくれる。
- エレベーターへの乗り降りを手伝ってくれる。
エレベーターのドアが開いたら「お体の不自由な方専用エレベーター」ですとアナウンスして乗りやすいように誘導してくれる。
エレベーターのドアが開くと、とにかく我が先にと、周りことはあまり気にかけずに反射的に乗り込みますよね。それは、普通の行動でです。日本人はせっかちな方が多いので、素早く行動する習性があります。
「お体の不自由な方専用エレベーター」です、とアナウンスしてくれることで、健常者の方は、車椅子や杖ユーザーの方にエレベーターに乗りやすいようにスペースを空けてくださいます。
これだけでも、とてもスムーズにエレベーターに乗れますね。
エレベーターへの乗り降りを手伝ってくれる。
当たり前のことに感じますが、とても大切なことです。
特に電動車椅子でエレベーターに乗るのは、コツがいります。
その際に案内係さんがエレベーターのドアを開けてくださったり、誘導してくださったりするだけで、とても楽にエレベーターに乗れます。
実際に自分が電動車いすでエレベーターを利用すると、ドアにぶつかりそうになったりして、想像以上に大変でした。
案内係さんがおられるだけで安心ですよね。
案内係さんについては最後の方に情報を乗せております。
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2、一緒に乗る方が車椅子または杖の方、ベビーカーを押されている方なので気を遣わずにゆっくり乗り降りができる
同じような境遇の方が乗られるので、気を遣いすぎずにゆっくりにエレベーターを利用することが出来ます。
以下のようなときに専用エレベーターの良さがわかります。
- エレベーターの中での位置取りがスムーズに行えたとき
- エレベーターに乗る時に、降りる階を考えて乗り込むことが出来たとき
エレベーターの中での位置取りがスムーズに行えたとき
車いすやベビーカーでエレベーターに乗り込むと、限られた空間の中で車いすをほかの方にぶつからないようにするために、とても気を遣います。
この専用エレベーターの場合は、乗られた方は車椅子の動かし方になれているので、お互いの車いすの位置調整がスムーズに行えます。
エレベーターに乗る時に、降りる階を考えて乗り込むことが出来たとき
皆さんも経験があると思いますが、エレベーターの奥に乗ったとき、前の方を押しのけて降りないといけない事がありますよね。
もしそれが車いすだったら、前にいる方はみんなエレベーターを一旦降りないといけませんよね。
しかし、専用エレベーターに乗る方々は、その大変さを知っているので、あらかじめエレベータに乗る前に「何階まで行かれますか?」と声を掛け合い効率よく乗ることが出来ます。
お体の不自由な方専用エレベーターがあると、ちょっとした気遣いがスムーズに行えるのでストレスが減りますよね。
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車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る3つの方法②地下または最上階から乗車する
楽にエレベーターに乗る方法の2番目は、「地下または最上階からエレベーターに乗る」ことです。
休日などにエレベーターに人が多く、エレベーターに乗り込めない場合の方法です。
でも、何のことを言いたいのか、これだけでは分かりませんよね。
具体的な方法を説明しますね。
あなたが5階にいて、地下の駐車場に行きたい時を想定します。
5階から地下に行きたいのなら、普通は↓ボタンを押してエレベーターを待ちますよね。
私のおすすめ方法は以下の通りです。
- とにかくエレベーターの進行方向が上でも、エレベーターのドアが開いて、入れるスペースがあったらに乗り込む。
- 最上階まで上がる。
- 行先の地下ボタンを押す。
- 地下で降りる。
エレベーターに乗っている時間は長くなりますが、エレベーターに乗れずにいるよりも、はるかに早く目的の階へ着きます。
どのエレベーターにも「お体の不自由な方専用エレベーター」があればいいのですが、現実的には難しいですよね。
思い切ってエレベーターの乗り方を変えてみましょう。
車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る3つの方法③お店の開店時間に出かける
車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る方法3番目は、朝一番で出かけることです。
その理由は以下の2つです。
- 車椅子や杖ユーザーにとって人ゴミは危険が伴う
- お店の開店時間が、一番人が少ない。
1、車椅子や杖ユーザーにとって人ゴミは危険が伴なう
休日のエレベーター付近は人がとても混雑します。
車いすの足置きや杖の先が、ほかの人にあたったる可能性もあるので、とても周りに気を遣います。
自分の動きをサポートしてくれる道具(車いすや杖)が、人をケガさせたら嫌ですよね。
2、お店の開店時間が一番人が少ない。
近年、博多駅はビルが改装され、たくさんの人が訪れる場所へと変貌を遂げました。
にぎやかになったことは良いことですが、車椅子や杖のユーザーにとっては不便な点も出てきます。
私のおすすめは、お店の開店時間の10時ぐらいには博多駅に到着して行動を開始することです。
夕方は仕事帰りの方、待ち合わせの方で人が一気に増えます。
休日の10時ぐらいならまだ人が少ないので、エレベーターにも乗りやすいですよ。
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車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗るための、今後の改善点
私が福岡に住み始めて30年が経ちました。
当時から比べるとエレベーターも増えましたし、お体の不自由な方専用エレベーターが設置されたりとバリアフリー化がかなり進みました。
そこで、さらにエレベーターに関して車椅子や杖ユーザーが楽に使用できるための改善点を2点提案してみます。
それは、以下の2点です。
- エレベーターの近くに椅子を置く
- お体の不自由な方専用エレベーターを増やす。
こちらの2点について説明していきますね。
車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗るための今後の改善点①エレベーターの近くに椅子を置く
JR博多シティのエレベーターの近くに、椅子を設置してほしいと思います。
理由は以下の点です。
- エレベーターを待っている間の疲労を、軽減することが出来る
健常者の方でも買い物をしたら足が疲れますよね。
車いすや杖のユーザーはさらに疲労し、次の日になっても回復が難しいことが多くあります。
エレベーター前で立って待っているのは、かなりきつくストレスがたまりますよね。
もしエレベーター前に椅子があれば、エレベーターがくるまで、30秒でも1分でも体を休めることが出来ます。
たったその30秒が、車椅子や杖ユーザーの体調を保つことに役立ちます!
車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗るための今後の改善点②不自由な方専用エレベーターを増やす。
JR博多シティのロフト側のエレベーターは3基ありますが、そのうちの一つがお体の不自由な方専用エレベーターです。
先月JR博多シティに出かけ、このエレベーターを利用しました。
優先的にエレベーターに乗り込むことができたので、体力が温存でき早く目的の階に行きつくことが出来ました。
他にこのようなエレベーターがないか、2019年の9月にJR博多シティに問い合わせいたしました。
●お体の不自由な方専用エレベーター設置場所・・・東急ハンズ側1基のみ
案内係がおられる時間・・ 休日10時から18時まで
●お体の不自由な方優先エレベーター設置場所・・・JR博多シティ中央エレベーター
JR博多シティの別の場所のエレベーターも、お体の不自由な方専用エレベーターが設置されれば、さらにJR博多シティへのおでかけが楽しくなりますよね。
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まとめ
今回は、車いすや杖ユーザーがJR博多シティで楽にエレベーターに乗る3個の方法についてご紹介しました。
今日のポイントをまとめておきますね。
- お体が不自由な方専用エレベーターを利用する。
- 地下または最上階からエレベータに乗る
- お店の開店時間に出かける。
2011年にJR博多駅がJR博多シティとして生まれ変わり、1日40万人の博多駅の乗降利用がある、九州では巨大な駅です。
店舗数が約400店舗もあり、アジアからの観光客も多く、年々人が増えています。
そんなアジアの玄関口になろうとしている博多駅が、さらに、車いすや杖ユーザーにも楽しく優しい場所になってほしいと思っています。