今回は私が購入した歩行器『テイコブリトルF』を実際に使用した体験談をご紹介します。
歩行器もたくさん種類があり、どれを使用したらよいか迷いますよね。
歩行器はけして安い値段ではありません。
実際に使用した方に話を聞いてから購入したい!と思っても、同じ歩行器を使用している方が身近におられないことがほとんどですよね。
そこで、今日は『テイコブリトルF』の使用体験を以下の順に紹介していきますね。
- 私が歩行器『テイコブリトルF』を購入した理由
- 歩行器『テイコブリトルF』を使用した感想は?体験者が教える5個のおすすめポイント
- 歩行器『テイコブリトルF』のデメリット
- 『テイコブリトルF』の購入方法は?
私が歩行器『テイコブリトルF』を購入した理由
私が歩行器を購入しようと思った理由は以下の3つです。
- 買い物中に座れる椅子が欲しかったから
- 買い物中やおでかけ中に、荷物を入れる場所が欲しかったから。
- 歩行器のフロントグリップが握りやすかったから
ということで、リハビリさんに相談したり、福祉用具展示場に行き実際にいろんな歩行器を見に行きました。
その結果行きついたのが、幸和製作所の『テイコブリトルF』です。
参照:幸和製作所『テイコブリトルF』
それでは、『テイコブリトルF』を紹介していきますね。
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歩行器『テイコブリトルF』を使用した感想は?体験者が教える5個のおすすめポイント
私が『テイコブリトルF』を購入したのは、2019年3月で約7万円(定価8万円税抜き)で購入しました。
『テイコブリトルRF』というタイプもありますが、『テイコブリトルRF』は抑速機能付きで、私には運転が重くなったので『テイコブリトルF』を選択しました。
『テイコブリトルF』を使用して6か月以上経ちましたので、実際に使用して感じたおすすめポイントをご紹介します。
歩行器『テイコブリトルF』を実際使用してみて感じたおすすめポイントは、以下の5個です。
- 高さ調節が簡単
- 椅子が折りたためる
- 杖ホルダーが付属している
- ブレーキが使用しやすい
- かごが使いやすい
こちらの5個のおすすめポイントを詳しく見ていきましょう!
尚、このブログで掲載している『テイコブリトルF』の写真はは管理人が、
かご、アームレスト、調節ツマミの色をカスタムしております。
純粋な『テイコブリトルF』の仕様ではありませんのでご注意ください。
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歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイント①高さ調節が簡単
『テイコブリトルF』のおすすめポイントの1つ目は高さ調節が簡単なことです。
女性でも簡単に調節することが出来ます。
『テイコブリトルF』の高さ調節について、以下の順にご紹介しますね。
- 『テイコブリトルF』の各部の名称
- 『テイコブリトルF』の高さ調節の方法
- 『テイコブリトルF』の高さ調節ができるメリット
『テイコブリトルF』の各部の名称
『テイコブリトルF』の高さ調節の方法を説明する前に、各部の名称をご紹介しておきますね。
『テイコブリトルF』の高さ調節の方法
『テイコブリトルF』の高さ調節の方法は以下の流れで行います。
- 左右のがたつき抑えレバーを、手前に引く。
- グリップ高さ調節ツマミを、内側に寄せてから手前に引く
- グリップの高さを上下させて、高さを調節する
- グリップ高さ調節ツマミを奥に戻して、外側に広げる
- 左右のがたつき抑えレバーを押し下げる
『テイコブリトルF』の高さ調節が簡単なのは、中央に付属しているグリップ高さ調節ツマミが操作しやすいという点です。
私は手の筋力も弱いですが、自分でも高さ調節を行うことが出来ます。
体が不自由になっても「自分で自分が使用する物の調節ができる」というのは、私たちの自立につながりますよ!
『テイコブリトルF』の高さ調節ができるメリット
『テイコブリトルF』の高さ調節ができるメリットは、以下の点です。
- 『テイコブリトルF』は車に乗せることが出来る。
なんといっても、高さ調節ができる最大のメリットは、『テイコブリトルF』を車に乗せれることです。
私は身長が167cmほどあるので、『テイコブリトルF』の高さは一番高い位置で使用しています。
『テイコブリトルF』のサイズは以下のようになります。
『テイコブリトルF』の使用中のサイズは、
高さ(肘置きまで)104cm、幅50cm,奥行67cm
『テイコブリトルF』の折りたたみ時のサイズは、
高さ(肘置きまで)78cm、幅50cm,奥行50cm
我が家の車はホンダ福祉車両『フリード』です。
『フリード』には『テイコブリトルF』を折りたたまずに乗せることが出来ます。
高さを低くするとさらに車に乗せやすくなりますよね。
後方座席からの写真ですが、『テイコブリトルF』の高さが一番高くても、天井につかえずに乗せることが出来ます。
車に乗せることが出来ると、歩行器で買い物に行けるようになるので行動範囲を広げることが出来ますよ。
次は『テイコブリトルF』の椅子の折りたたみについてご紹介します。
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歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイント②椅子が折りたためる
歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイントの2番目は椅子が折りたためることです。
椅子が付いている歩行器は本当にありがたいです!
『テイコブリトルF』は私の買い物お手伝いマシーンです。
『テイコブリトルF』の折りたたみ椅子について以下の順にご紹介していきますね。
- 『テイコブリトルF』の折りたたみ椅子のサイズ
- 『テイコブリトルF』の椅子のメリット
『テイコブリトルF』の折りたたみ椅子のサイズ
写真のように『テイコブリトルF』の椅子のサイズは
- 横・・約28cm(椅子の空間の横幅約32cm)
- 奥行・・約30cm
- 座面までの高さ約50cm
私は身長167cmでちょうどよい感じに座れます。
私はお尻が大きいのでギリギリ座れますが、普通の体系の女性なららくらく座ることが出来ますよ。
折りたたむ時は片手で座面をあげるだけなので、とても簡単です。
かごは気に入った布で作り直したので、座面も同じ布で入り変えてもかわいいですよね。
次は、『テイコブリトルF』の椅子のメリットをご紹介しますね。
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『テイコブリトルF』の椅子のメリット
『テイコブリトルF』の椅子のメリットは以下の3つです。
- 買い物中に、休憩することが出来る。
- 椅子を折りたためることで、歩きやすくなる。
- 付き添いの方も安心できる。
『テイコブリトルF』の最も便利なことは、買い物中やおでかけ中に椅子で体を休めることが出来ることです。
例えば、大きなホームセンターで買い物をすると、お店が広すぎてどこかに腰かけて休みたくなるのですが、お店の通路には椅子はありませんよね。
そんな時『テイコブリトルF』があれば、『テイコブリトルF』の椅子に数分腰かけることで、体の負担を減らすことが出来ますよ。
また、休日のスーパーはお客さんが多く、レジに人がたくさん並んでいて待ち時間が長いことがありますよね。
そんな時ちょっと『テイコブリトルF』の椅子に腰かけることで、レジの待ち時間の負担を減らすことが出来ます。
私は歩くより、同じ体制で立っていることの方が体に負担がかかりますので、とても重宝しています。
歩行器の中には椅子が付いた商品が多く存在しますが、椅子が折りたためると歩きやすくなります。
写真のように、座面が足の動きを邪魔しないので、前かがみにならずに歩くことが出来ます。
座面が折りたためない種類の歩行器も試しましたが、座面が邪魔になって歩く姿勢が悪くなってしまい、私には合いませんでした。
体が不自由な状態は、人によって異なるので、必ずリハビリの方と相談して歩行器の種類や歩行器の高さを決めるようにしましょう。
次は『テイコブリトルF』の杖ホルダーについてご紹介しますね。
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歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイント③杖ホルダーが付属している。
歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイントの3番目は杖ホルダーが付属していることです。
歩行器を使用している方は、杖も併用して使用している方も多いと思います。
そんな方にお役立ちなのが、杖ホルダーです。
杖ホルダーは歩行器の左手側の位置に装着されています。
『テイコブリトルF』の杖ホルダーについて以下の順に説明しますね。
- 杖ホルダーの使い方
- 杖ホルダーのメリット
杖ホルダーの使い方
杖ホルダーはシンプルな作りで使いやすいです。
『テイコブリトルF』の杖ホルダーに杖先を入れて、杖の上部をマジックテープで留めるだけです。私でも簡単に杖の固定ができます。
杖ホルダーの直径は約4.5cmです。
杖ホルダーのメリット
『テイコブリトルF』の杖ホルダーのメリットは以下の2点です。
- 杖と歩行器を自由に使い分けできる
- 付き添いさんが、杖を持たなくてよい
私は杖と歩行器を使い分けています。
歩行器で買い物中に通路が狭い場所は、歩行器を置いて杖を使用することが出来ます。
歩行器で行けない場所に見たい商品がある場合は、杖も使えるおかげで目的の商品を見ることが出来ますので、ストレスがありません。
杖と歩行器を両方使用する方の場合、杖ホルダーがない歩行器を使用している時は、付き添いさんが杖を持たなくてはいけません。
しかし、『テイコブリトルF』は杖ホルダーが付属しているので、付き添いさんが杖を持っておく必要がなくなります。
本人が杖と歩行器の使い分けを自由に出来る分、付き添いさんの負担がへりますよね。
このように、便利な福祉用具は本人だけでなく、付き添いさんの負担も減らすことが出来ます。
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歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイント④ブレーキが使いやすい
歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイントの4番目はブレーキが使いやすいことです。
移動を助ける福祉用具としてブレーキが使用しやすいのは、大きなポイントとなります。
『テイコブリトルF』のブレーキについて以下の点について説明しますね。
- 2種類のブレーキ方法がある。
2種類のブレーキ方法がある。
『テイコブリトルF』のブレーキは2つ方法があります。
『テイコブリトルF』はハンドルを握る場所が2種類あるので、それぞれにブレーキが使用できるようになっています。
- ハンドブレーキの使用方法
- フロントブレーキの使用方法
ハンドブレーキをかけるとき
左右のハンドグリップを同時に下に押し下げるとブレーキがかかります。
「カチィッ」と音がします。
ハンドブレーキを解除する時
左右のハンドブレーキを同時に握るとブレーキが解除されます。
フロントブレーキをかけるとき
フロントブレーキを下に押し下げると、ブレーキがかかります。
「カチィッ」と音がします。
フロントブレーキを解除する時
フロントブレーキを手前に引っ張ると、ブレーキが解除されます。
私はフロントブレーキを使用することがほとんどですが、硬くてブレーキがかけにくて困った、ことはありません。
力が弱い方でも簡単にブレーキの使用ができますよ。
次はかごについてご紹介しますね。
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歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイント⑤かごが使いやすい
歩行器『テイコブリトルF』のおすすめポイントの5番目はかごが使いやすいことです。
かごに使いやすさは、おでかけ時の快適さに大きく影響しますよね。
『テイコブリトルF』のかごについて、以下の順に説明しますね。
- かごの収納力がある
- かごの蓋が閉めやすい
『テイコブリトルF』のかごは収納力があり、使いやすいです。
かごの大きさは、
横・・・約32cm
縦・・・約28cm
奥行・・約17cm
コンビニの買い物袋や、胸腰椎コルセットなども入れることが出来ます。
ポケットも2つ付いており、携帯電話なども収納することが出来ます。
歩行器にかごがあることで、自分で荷物を取り扱うことが出来るのでとても便利ですよ。
『テイコブリトルF』のかごの蓋は、布をかぶせるタイプとなっています。
蓋の開け閉めで力が入らず開けれない、など困ることはありません。
『テイコブリトルF』はご紹介したようにたくさんのメリットがあります。
歩行器を購入するのに数か月迷いましたが、購入して本当に良かったと思っています。
『テイコブリトルF』のおかげで週末は、主人と愛犬とおでかけできるようになりました。
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『テイコブリトルF』のデメリット
大変使用しやすい『テイコブリトルF』ですが、あえてデメリットをあげるならば、他の歩行器にも言えることですが以下の点です。
- 身長が高い方には肘置き部分が少し低い。
身長が高い方には肘置き部分が少し低い
全ての歩行器に言えることですが、身長が高いと歩行器の高さを一番高くしても、肘置きがやや低いので正しい姿勢で歩くことが出来ません。
他のメーカーの歩行器で高さがちょうどよいものはありましたが、椅子が折りたためず、歩行時に座面が足が引っかかったため、正しい姿勢で歩けませんでした。
現在は『テイコブリトルF』の肘置き部分に、ウレタンを置いて高さを調節して使用しています。問題なく使用することが出来ています。
購入時に販売店に確認したところ、身長が高い方でも対応できる歩行器を開発中とのこと。
近年は皆さん身長が高くなってきていますので、新しい歩行器ができるのが楽しみですね。
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『テイコブリトルF』の購入方法は?
『テイコブリトルF』の定価は税抜き8万円です。
介護保険が使えれば1割の値段で購入することが出来ますが、私は自費で購入しました。
自費購入だったのには以下の理由があります。
- 私の疾患が介護保険対象の疾患でないから
ほとんどの方は、40歳以上であれば介護保険が使えると思っている方が多いと思いますが、使用できない方も多いと思います。
その理由を簡単に説明しますね。
福岡市のホームページより抜粋しました。
市内に住む40歳以上65歳未満の人は第2号被保険者になります。
第2号被保険者は,老化が原因とされる病気(※特定疾病)のために,介護や支援が必要となった場合には,要介護(要支援)の認定を受け,介護保険のサービスを利用できます。
要するに、40歳から65歳未満の方は、老化が原因とされる病気(特定疾病)でないと介護保険が使用できないのです。
ここで注意が必要なのは、特定疾病と指定難病は全く別物です。
この違いについて医療従事者も知らない方が多いです。
私は、国の指定難病の指定は受けていますが特定疾病の疾患ではないので、介護保険は使用できません。
このような場合は福祉を利用して購入することが出来ます。
しかし、歩行器の購入前に電動車いすを福祉を利用して制作しましたので、歩行器も福祉を使用して購入することは許可がおりませんでした。(福岡市の場合)
ですので、年金から歩行器用にお金をためて購入しました。
私のようなパターンの方はたくさんいらっしゃると思います。
近年は、節税の流れが強いので、必要な物すべて公的サービスを利用できる、というわけにはいきませんね。
個人的には、体が不自由でも自分でお金をためて必要な物を購入する工夫も必要かと思います。
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まとめ
今回は、歩行器テイコブリトルFを使用した感想は?体験者が教える5個のおすすめポイント大公開!と題して『テイコブリトルF』のご紹介をしました。
『テイコブリトルF』のおすすめポイントをまとめておきますね。
- 高さ調節が簡単
- 椅子が折りたためる
- 杖ホルダーが付属している
- ブレーキが使用しやすい
- かごが使いやすい
歩行器にはさまざまな種類が存在しますので、必ずお試しで使用してからの購入をお勧めします。
自分に合った歩行器を購入して、おでかけの幅を広げましょう!