私は、口や舌・のどの筋肉が弱いので、活舌が悪くて困っています。
母や主人と会話していても、何度も言い直さないといけないのでイライラします。
なので、ときおり会話するのが嫌になります。
同じような境遇の方も、このような疑問を持っているにではないでしょうか?
- 言葉が通じにくくストレス。
- コミニケションツールは値段が高い。
- いろんなツールがあって、どれがよいかわからない。
- 手軽にコミニケションツールを使いたい。
そこで、担当のリハビリの方に相談したところ、iPhoneやiPadのアプリを利用したコミュニケーション方法をいくつか紹介していただきました。
ネットで検索しましたが、「コミュニケーションアプリの体験レビューは」少ないので、貴重な情報をお届けできると思います。
では、早速紹介していきますね。
構音障害がある方のコミュニケーションを快適にする3個のおすすめアプリ
構音障害がありコミュニケーションをとるのに苦労するときにおすすめなのが、アプリを利用する方法です。
最近は誰もが携帯電話やiPadを持っているので、アプリが大活躍します。
意思伝達専用のコミュニケーションツールの機械は存在しますが、外出の時は携帯電話が軽くて使いやすいですよね。
コミュニケーションツールのアプリもいくつか種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
この2年間で以下の3個のアプリを試したのでご紹介しますね。
- 『LINE』
- 『トーキング・エイド』テキスト版for・iPad
- 『指電話』for・iPhone
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構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ①『LINE』
『LINE』はどなたでも持っているアプですよね。
いろんなアプリを試しましたが、結局『LINE』が使いやすいと思います。
意思伝達法として『LINE』を使用した場合の、メリットとデメリットを紹介しますね。
構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ『LINE』のメリット
『LINE』のメリットは以下の3つです。
- 『LINE』アプリは誰でも持っている。
- 『LINE』のイラストがかわいいので楽しい。
- 『LINE』は無料で使用できる。
『LINE』アプリは誰でも持っている。
今や『LINE』は日本を代表するコミュニケーションツールとなりました。
月間アクティブユーザーは8.000万人とのことです。
さらには、40代の利用者人口が20代の利用者人口を上回っています。
参照:『LINE』2019年12月期第一四半期決算説明会)
私のような中年層も『LINE』を利用している人が多いということなので、わざわざ意思伝達を図るために『LINE』をダウンロードする手間が省けますよね。
『LINE』のイラストがかわいいので楽しい。
ラインのイラストかわいいですよね。「おはよう」「ありがとう」など基本的な言葉をとっても、いろんなバリエーションがあり、見てるだけで楽しくなりますよね。
車いす生活になったり、生活が不自由になったりすると、周りから楽しいものが少なくなってしまいます。
コミュニケーションツールがかわいいと、心が和みますね。
『LINE』は無料で利用できる
『LINE』は無料でダウンロードでき、コミュニケーションツールとしてだけで利用するなら無料なので、お得ですよね。
他の意思伝達のアプリはほとんどが有料です。
お金の節約を一番に考えるなら『LINE』はおすすめですよ。
私の母は70歳を超えたころから、耳が遠くなりました。
私の不明慮で鼻に抜けた言葉は聞き取りにくいようです。
何回も同じことを言葉にすると、疲かれますしイライラしてきます。
自宅でも母に『LINE』で「洗濯してほしい」「お風呂の掃除をしてほしい」などのお願い事をしています。
構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ『LINE』のデメリット
『LINE』のデメリットは以下の点です。
- 『LINE』ではその都度、言葉を入力する必要がある。
『LINE』ではその都度言葉を入力する必要がある。
絵文字だけでは要件が全て正確に伝わらないですよね。
ですから、その都度文章を入力する必要があります。
毎回言葉を入力するのは、とても面倒で、リアルタイムに意思伝達が出来ませんよね。
また、文字を打っている時間がもどかしく、ストレスになることがあります。
しかしながら、『LINE』は打ち込みは必要ですが、誰でも無料で使用でき、楽しいツールですね。
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構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ②『トーキング・エイド』テキスト入力版for・iPad
皆さんはと『トーキング・エイド』というアプリはご存知でしょうか?
『トーキング・エイド』シリーズは約10個の製品があります。
トーキング・エイドcafeに詳しい情報が掲載されています。
自分が使用したことがある『トーキング・エイド』は以下の2つです。
- 『トーキング・エイド』テキスト入力版for iPad
- 『トーキング・エイド』シンボル入力版for iPhone
●『トーキング・エイド』テキスト入力版はiPadのみの製品になります。
個人的にはiPhone版も開発してほしいですね。
●『トーキング・エイド』シンボル入力版は iPhoneとiPadの両方のバージョンがあります。
今回は『トーキング・エイド』テキスト入力版for ipadをご紹介しますね。
『トーキング・エイド』テキスト版は言葉を入力して、iPadにに変わりにしゃべってもらうことが出来ます。
主に以下のような機能が備えられてています。
- 多彩なキーボードの種類
- 音質の調整
- メール送信機能
- プリントアウト機能
- 語句・文章の登録機能
私もまだすべて使えこなせていませんが、たくさんの機能を利用してみたいですね。
早速『トーキング・エイド』テキスト版のメリット・デメリットを紹介していきますね。
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構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ『トーキング・エイド』テキスト版for・iPadのメリットは?
私が実際使用して感じたメリットは以下の2つです。
- 文章をあらかじめ入力し、記憶させておくことが出来る。
- 音声の調整が出来る
文章をあらかじめ入力し記憶させておくことが出来る。
日ごろ使用する言葉や文章を登録しておいて、文字盤を押せば、その言葉を勝手にしゃべってくれます。
方法として大まかに3つあります。
1.語句のみを登録する
2.長い文章を登録する
3.自分が撮影した写真に言葉を登録すことが出来る。
1、語句のみを登録する
- 「★」マークと「あ」のキーを押します。
- 「温かいお茶が飲みたい」を「あ」のキーに登録をしておいたので
- 「あたたいおちゃがのみたい」とiPadがしゃべってくれます。
付き添いの方にお願いすることは大体決まってきますので、あらかじめ言葉や文章を登録しておくと非常に便利です。
私の場合は・・・
「温かいお茶が飲みたい。」
「お風呂掃除お願いします。」
など、を入力してあります。
2.長い文章を登録しておく
あらかじめ言うことが決まっているときに、便利な機能です。
- あらかじめ入力しておいた文章の題名を読み込みます。
- 「温泉に行って、食事して・・・・・・とっても楽しかった。」と入力しておいた文章が表示され、iPadがしゃべってくれます。
例えば、区役所などで、お願いや申請をするときに役立ちます。
私は、しゃべると口回りの筋肉が疲れて、その後ご飯も食べれなくなります。
話す内容を文章を登録しておいてコミュニケーションを取れば、相手の方も要望が理解しやすいですよね。
3.自分が撮影した写真に言葉を登録することが出来る。
この機能は私のお気に入りです。
- バッグの写真のシンボルを押します。
- 「バッグを取ってください」と入力していた言葉をiPadがしゃべってくれます。
このように、あらかじめ文字を入力できるので、とても便利で、会話が効率的に行えます。
もちろんその場で打ち込んでiPadにしゃべってもらえるので、コミュニケーションがスムーズにとることが出来ます。
音声の調整が出来る
『トーキング・エイド』テキスト版の2つ目のメリットは、音声を調整できるところです。
音声の種類は以下の通りです。
- 男性の声
- 女性の声
- 男の子の声
- 女の子の声
- 音の高さ8段階
- 会話のスピード8段階
- 音量8段階
好みの声に調整することが可能ですよ。いろんな声で遊んでみてください!
コミュニケーションをとる相手が効きやすい声に調整するのがコツですね。
母の耳が少し遠いので、男性の声が聞き取りやすいようです。
年を重ねると高音域が聞き取りにくくなります。
次は『トーキング・エイド』テキスト版for・iPadのデメリットについてご紹介しますね。
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構音障害がある方のコミュニケーションを快適にする『トーキング・エイド』テキスト版のデメリットは?
私が実際に使用して感じたデメリットは以下の2つです。
- 機械の操作に慣れるのに時間がかかる
- iPadはiPhoneより重いので、持ち運びに不便
機械の操作に慣れるのに時間がかかる
特殊なアプリなので、操作に慣れるに時間がかかるのは致し方ないと思います。
もし、語句登録の際の設定がわかりやすくなれば、さらに使いやすくなると思います。
意思伝達が少しでも可能な時期に、前もって使い方を練習しておいた方がよいと思います。
体調が悪くなってから、アプリの操作を練習するのは苦痛が伴います。
私は、言葉の明瞭度が時期によって、または日によって異なるので、体調がいい時期に前もってこのアプリを購入して練習をしていました。
とても助かりましたよ。
iPadは重いので持ち運びが不便
私はiPadmini4とiPhone6を使用していますがiPadminiでも重く感じます。
重さを比べると
- iPadmini4の重さは約85g
- iPhone6の重さは約39g
重さの差は46gです。
たった少しの差と思いますが、体が不自由になると力が弱くなるので、少しでも軽い方が助かります。
重いものを外出の時に待っていくのは体の負担となりますので、iPhone版が発売されればと願います。
iPadとiPhoneの両方のバージョンがありますよ。
子供さんが喜んで使用できると思います。
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構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ③『指電話』
『トーキング・エイド』テキスト版と似たようなアプリで『指電話』というアプリがあります。
私がお世話になっているリハビリの方から教えていただいたアプリです。
神奈川県にある「オフィスゆいアジア」という会社が開発したアプリです。
このアプリもとても便利です。
『指電話』のメリットデメリットを紹介しますね。
構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ『指電話』のメリットは?
『指電話』のメリットは以下の2つです。
- あらかじめたくさんの文章が登録されている。
- 文章をすぐに編集できる。
あらかじめたくさんの文章が登録されている
あらかじめ様々なシチュエーションの文章が、用意されています。
- 応答
- English
- 指さし会話
- いろいろ
- 緊急
- おたずね
- 鍵
- タクシー
- お茶
- 食事
- 病院
- 買い物
- 約束
- 家族
合計14個のカテゴリーがあり、それぞれに10から20個の文章が登録されています。
日常生活でほとんどのシチュエーションに対応できますね。
「おたずね」カテゴリーではこのような文章が登録されています。
これだけ登録さえていれば、入力作業の負担が減りますね。
文章をすぐに編集できる。
すでに登録した文章を直ちに編集することが可能です。
iPhoneのキーパットの操作で編集できるのが大変ありがたいです。
いつも使い慣れているので、文章入力もスムーズです。
私は家族のカテゴリーに「コルセットを取ってください」や「私のバックを取ってください」など日常で自分がよく使う言葉に編集して使っています。
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構音障害がある方のコミュニケーションを快適にするアプリ『指電話』のデメリットは?
デメリットは以下の点です。
- 音声が聞き取りにくい
若い方なら聞き取れると思いますが、年配の方はやや聞き取りにくいようです。
私の母は70歳を超えて、雑音の中の音や、離れたところからの会話は、聞き取りずらいとのことでした。
音声は男性女性ともに準備されていて選択可能ですが、もう少し音声の質が向上するとなおよいと思います。
『指電話』プラス・・・5.020円
『指電話』は無料でお試し版を利用することが出来ますよ。
一度試してみてください!
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まとめ
今回は、構音障害がある方のコミュニケーションを快適にする3個のおすすめアプリをご紹介しました。
アプリの特徴をまとめておきますね。
- 『LINE』アプリは、誰でも持っている。
- 『LINE』のイラストがかわいいので楽しい。
- 『LINE』は無料で使用できる。
- 『LINE』ではその都度言葉を入力する必要がある。
- 『トーキング・エイド』テキスト版iPadは、文章をあらかじめ入力し、記憶させておくことが出来る。
- 『トーキング・エイド』テキスト版iPadは、音声の調整が出来る。
- 『トーキング・エイド』テキスト版iPadは、機械の操作に慣れるのに時間がかかる。
- 『トーキング・エイド』テキスト版iPadは、重いので持ち運びに不便。
- 『指電話』はあらかじめたくさんの文章が登録されている。
- 『指電話』は文章をすぐに編集できる。
- 『指電話』は音声が聞き取りにくい。
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『LINE』・『トーキング・エイド』テキスト版・『指電話』それぞれにメリットデメリットがありますね。
利用される方のお体の状態に合わせて、一番使用しやすいものを使ってみましょう。
私はこのアプリのおかげで、意思伝達がスムーズになり、イライラからずいぶん解放されました!
なるべく、いろんな便利アイテムを利用して、楽に生活しましょう!