体が不自由になって困ることの1つに、入浴があげられると思います。
今まで普通に出来ていたことが普通に出来なくなるのは、想像以上に絶望感とむなしい気持ちに襲われます。
友人や家族と温泉に行って楽しい時間を過ごしていたのに、自宅の入浴さでえストレスを感じるようになりますよね。
しかしながら、体が不自由でも環境が整えば一人で入浴はできる方は、たくさんいらっしゃいます。
私もそのうちの一人です。
なので、入浴が自分で快適に出来る方法はないかと、いろんな方法を検討しました。
その結果、シャワーチェアーを使用する方法にたどり着きました。
そこで、実際にシャワーチェアーを使用した感想を書いたブログを探しましが、ほとんど見つけられませんでした。
購入検討している方は、実際に使用した感想や購入方法を一番知りたいですよね。
今日はそのような方の入浴を快適にするシャワーチェアー
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』について感想と写真を交えてご紹介していきますね。
さっそく、以下の順にご紹介していきますね。
- 私が『安寿折りたたみシャワーベンチIS』を購入した2個の理由
- 実際に『安寿折りたたみシャワーベンチIS』を使ってみて感じたメリットは?
- 『安寿折りたたみシャワーベンチIS』のデメリットは?
- 『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の購入方法は?
私が『安寿折りたたみシャワーベンチIS』を購入した2個の理由
私が入浴時にシャワーチェアーを必要だ!購入しよう!と思ったのには以下のような2つの理由がありました。
- なるべく疲労せず安全に自分で入浴したいから
- 浴室においても邪魔にならないシャワーチェアーが欲しかった
ということで、どんなシャワーチェアーがあるのか、ネットや福祉カタログで下調べしたうえで、福岡市のふくふくプラザ3階にある福祉用具展示場に見に行きました。
たくさんのシャワーチェアーが展示してあり、実際に座ったり、折りたたんだりして最終的に行きついたのは、アロン化成の『安寿折りたたみシャワーベンチIS』でした。
さっそく、『安寿折りたたみシャワーベンチIS』のメリットやデメリットや購入方法までご紹介していきますね。
実際に『安寿折りたたみシャワーベンチIS』を使ってみて感じたメリットは?
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』を使用して約9か月が経過しました。
おかげで1人で入浴することが出来ています。
訪問看護師の方の助けも、家族のお手伝いも必要ありません。
私の1人での入浴を可能にした『安寿折りたたみシャワーベンチIS』のメリットは以下の6個です。
- 座面の高さを調節できる。
- 肘置きが付いている。
- 座ったときにお尻が痛くない。
- 背もたれの安定性がある。
- 浴室のスペースが保てるため、他の家族の邪魔にならない。
- 折りたたみが簡単
では、こちらの6個のメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット①『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は座面の高さを調節できる。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の1番のメリットは座面の調節ができることです。
高さ調節は、脚部のプッシュボタンで調節します。
座面の高さは6段階あり、高さ表示番号にプッシュボタンを合わせて座面の高さを調節します。
高さ表示番号の座面の高さは以下のにまとめました。
高さ番号 座面の高さ 1 35cm 2 37cm 3 39cm 4 41cm 5 43cm 6 45cm
私は身長167cmほどなので、座面の高さは一番高い「6」45cmで使用しています。
自分に合った座面の高さに調節できることで、安定した体勢が保てますよね。
体勢が整うと体を一部分だけでも洗えるようになったり、自分でできることが増えますよね。
メリット②『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は肘置きが付いている。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』のメリット2番目は、肘置きが付いていることです。
肘置きに腕を置けることで、上半身を安定させることが出来ます。
肘置きがあるのとないのとでは、天と地の差がありますよね。
体が不自由になると、自分の頭や肩や腕の重ささえ苦痛になりますよね。
肘置きは、体の重いパーツを支える助けになるので、ある程度の時間シャワーチェアーに座ることが出来るのです。
メリット③『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は座ったときにお尻が痛くならない。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の3番目のメリットは、座ったときにお尻が痛くならないことです。
他者のシャワーチェアーと比較してとてもよかった点が、この座面です。
シャワーチェアーに腰かけてもお尻が痛くないのです!
その理由は、『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の座面は「EVA樹脂」という柔らかい素材が使われているからです。
他者の製品のほとんどは硬い素材を使われていました。
体が不自由になると、人によってはお尻の筋肉が落ちてきて、座面が圧を吸収しない素材だと骨があたって痛いんです。
だからといって、ふかふかのスポンジの上に座ると、体が支えらせず安定して座れないのです。
しかし、『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の座面には楽に座ることが出来ますよ。
EVA樹脂とは(Ethylene Vinyl Acetate Copolymer)
エチレン・ビニールアセタート・コポリマーの略称です。
ポリエチレンより軽量で柔軟性と弾力性があり、丈夫で千切れにくい性質をもった素材です。
メリット④『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は背もたれが安定している。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の4番目のメリットは、背もたれが安定していることです。
肘置き同様、腰かけるときに重要なのは背もたれですよね。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の背もたれは、骨盤をしっかり支えてくれるので、シャワーチェアーに安心して楽に座ることが出来ますよ。
背もたれの素材も座面と同じEVA樹脂が使用されているので、背中が痛くなりません。
メリット⑤『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は折りたたむことが出来るため浴室のスペースが保てる。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の5個目のメリットは、折りたたむことが出来るため浴室のスペースが保てることです。
シャワーチェアーを折りたためると、浴室のスペースが広くなり、他の家族もゆっくり浴室を使用することが出来ますよ。
家族も使用する浴室が、自分が使用するシャワーチェアーのせいで狭くなったら嫌ですよね。
私が、シャワーチェアーを購入する際に一番悩んだ点でもあります。
しかし、『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は折りたたむとコンパクトになります。
折りたたんだ時のサイズは、高さが89~99cm、幅が29cmです。
我が家の浴室はけして広くはありません。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は十分な広さがない浴室にも折りたたんでおくことが出来るので、邪魔になることはありません。
主人が浴室を使用する時も邪魔にならず、洗い場を使用することが出来ているようです。
浴室のドアを開いても人が出入りできます。
メリット⑥『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は自分で簡単に折りたたむことが出来る。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の6番目のメリットは自分で簡単に折りたたむことが出来ることです。
「自分で入浴ができる」という点において大切なポイントです。
せっかく一人で入浴できても、シャワーチェアーの折りたたみを家族にお願いするのは面倒ですよね。
折りたたみ方は以下の写真のようになります。
持ち手を握って引き上げるだけなので、私でも楽々折りたたむことが出来ます。
折りたたむストレスもありません。このメリットはポイント高いですね。
自分で折りたたむ事ができるので、家族に頼まずに浴室のスペースを保つことが出来ます。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』は新しいタイプの商品が販売されています。
折りたたみ方も少し違うようなので、後日情報を集めておきますね。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』のデメリットは?
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』のメリットをたくさん紹介しましたが、デメリットもあります。
私が実際に使用して感じたデメリットは、折りたたんで浴室の隅に置いておくと、置き方によって倒れやすいということです。
浴室の床は排水溝に向かって勾配がつけられています。浴室にもよりますが、浴室の隅の方の床は少し斜めになっているのです。
少しでも浴室の洗い場を広くしようと思い、できるだけ隅の方にシャワーチェアーを置くと倒れそうになることがあります。
とは言え、何回もシャワーチェアーが倒れて困るほどではありません。
シャワーチェアーを折りたたんだ時に、もう少し安定性があるとより使いやすくなりますね。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の福岡市で福祉を利用した購入方法は?
とても便利で使いやすいシャワーチェアーを購入したいけど、実際どうすればいいのか?をご紹介しますね。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の定価は、25.000円(税抜き)です。
もちろん自費で購入することも可能ですが、公的サービスで安く購入できるなら、利用できるものは利用していきましょう。
介護保険が利用できる方は、介護保険を利用して1割負担で購入しましょう。
問題は私のように介護保険が使用できない場合です。
そこで、私が実際にシャワーチェアーを購入したときの状況を、以下の順で紹介しますね。
- 私の社会資源情報
- 福岡市で福祉を利用した購入方法
私のシャワーチェアー購入時の社会資源は?
私のシャワーチェアー購入時の状況は以下の通りです。
- 年齢43歳
- 身障者手帳 身体1級(両上肢機能障害3級・両下肢体幹機能障害2級)
- 特定医療費受給者証あり
福岡市で福祉を利用したシャワーチェアーの購入方法
障害者の方は福祉を利用して、入浴補助用具としてシャワーチェアーを基本1割負担で購入できます。
福祉を利用した購入方法は、以下の手順となります。
あくまでも、私が購入したときの福岡市の場合なので参考程度にお読みください。
他の市町村では申請方法が異なることがあります。
- 各区の福祉・介護保険課の窓口にシャワーチェアーを購入したいことを伝え、申請用紙や必要な書類を確認する。
- どの商品を購入するのか決める。
- 申請書・商品のカタログのコピー・業者の見積書(最低2社)を窓口に提出
- 日常生活用具給付決定通知書と給付券が自宅に届く
- 日常生活用具給付決定通知書と給付券が届いたことを業者に連絡
- 業者に給付券を渡し、商品が納入される。
- 業者に、自己負担額を支払う。
私の場合は、区役所に申請してからシャワーチェアーが手元に届くまで、1か月弱かかりました。
自己負担額は、2.100円でした。かなり助かりますよね。
定価 25.000円
見積額 税込み21.000円
自己負担額 2.100円
まとめ
今回は、「安寿折りたたみシャワーベンチIS」を実際に使用して感じた6個のメリットや購入方法をご紹介しました。
『安寿折りたたみシャワーベンチIS』の6個のメリットをまとめておきますね。
- 座面の高さを調節できる。
- 肘置きが付いている。
- 座ったときにお尻が痛くない。
- 背もたれの安定性がある。
- 浴室のスペースが保てるため、他の家族の邪魔にならない。
- 折りたたみが簡単
福祉用具を上手に利用して、少しでも日常生活を快適に過ごしましょう!